#2 ウエイトトレーニングは出来る環境があるなら、取り入れてみる事をススメます。

出来るだけ、トレーニングに関しては

ベーシックな事を、わかりやすくあげたいと思います。
トレーニングに関しては様々な考え方や新しいトレーニング方法があるのですが
大切な事は、
数々のフィジカルトレーニングの中から
なぜ、そのトレーニングを選んだのか「目的」が明確にあること。
私はNSCA(※)の資格取得をしているというのもありますが、
ウエイトトレーニングをフィジカルトレーニングに
取り入れられるどうか(環境があるならば)は、
身体づくりの効果を競技パフォーマンスに反映させるには
非常に有効だと思っています。
※NSCA:National Strength & Conditioning Association 
全米ストレングス&コンディショニング協会

【ウエイトトレーニングが身体づくりに有効な訳】

①筋量を増やせる
② 正しいフォームで行うと、可動域を広げる事が出来る
③目標設定しやすい
①筋量を増やせる
人間が、地球上で生きていくには
身体にかかる「重力」を避けては生きていけません。
ウエイトトレーニングは
重力以上の「重り」という負荷を持ち上げたり支えたりするのを
正しい動作で行うことで、効率よく筋肉を鍛えることができます。
パフォーマンスレベルをあげるには、
筋力・関節がしっかりと使える土台づくりにも目を向ける方が
遠回りのようで、結果的には
効率よくパフォーマンスを高めることに繋がります。
②正しいフォームで行うと、可動域を広げることが出来る
ウエイトトレーニングは、便利だなーと思うことは
「正しいフォーム」というものは、ある程度形が決まっていること。
手足の長さなどで、多少工夫が必要なこともありますが
一度キチンとフォームを覚えてしまえば
そのトレーニングで得られる筋力は身につけることができるので
あとは負荷のかけ方を気をつけていれば、
思うより取り組みやすいのです。
「正しいフォーム=効率よいフォーム」
身体が硬い選手も、負荷をうまく利用しながら関節を動かすと
ストレッチングを頑張るよりも、
より効果的な“動的ストレッチング”が可能になります。
③目標設定がしやすい
ウエイトトレーニングのポピュラーなメニュー
「ビッグⅢ」といえば
・スクワット
・ベンチプレス
・デッドリフト
これらは大きな筋群を使う主要エクササイズ(コアメニュー)です。
最大筋力(1回限りで持ち上げられる重さ)を測定することで、
競技シーズンによって、どれくらいの重さ(%1RM)を
何回✖️何セットやればいいかというプログラムは、
トレーニングの教科書に必ずと言っていいほど、載っています。
定期的な測定で選手は自分のレベルを知ることができ、
トレーニングに対するモチベーションが高まる。
要するに、数値化しやすいので目標を定めやすく、
指導者にとっても評価しやすいトレーニングですよ。

【編集後記】

少しづつ、定期的に自分で読み直して、内容を書き換えながらでも
わかりやすくウエイトトレーニングを
より身近に感じてもらえたらと思います。

About the author: MISAKA AYA

バレーボール競技専門の女性フィジカルトレーナーです。 現場での活動を通して、スポーツについて思うこと、選手と指導者、チームとの関わり方、目標とする大会へ向けての準備(コンディショニング)について書いています。バレーボーラーの日頃の活動の+αに繋がれば幸いです。