#98 学びて思わざれば則ちくらし

「学んで、その学びを自分の考えに落とさなければ、

身につくことはありません」の意。

 

ここ3日間、

健康運動指導士の資格取得のための養成講習会で福岡へ来ています。

90分を4〜5コマ、大学教授の講義を受けるわけです。

 

コロナで前半の講義は中止になりました。

今回は今年度、最初の講習会のようで、人数は15名と

かなり制限がかかっています。

大学の先生たちも「リアルな講義は久しぶり」というくらい

強行的な開催だったようです。

私も、できることなら県外を超えて移動はしたくなかった・・

が、

 

受けれて、よかった。

 

リモートでの講義はいくつか受けていましたが

やっぱり、リアルは違います。

 

もう一つ、感じたのは

 

この歳になって・・・受けてよかった。。

 

概ね一度は学んで使ってきた知識の学び直しがほとんどで

自分の中に掘り下げていたことを、もう一度掘り起こし

咀嚼されると、非常に理解が深くなる。

 

現場経験を積んできたことで、イメージと共にインプットされるので

新しい情報はリニューアルされていき、

曖昧な情報は、エビデンスとともに深みを増す。

 

大学の先生の考えること、研究されていることは凄い。

こうして世の中へ、新しい形が生まれるんだと思った。

 

学生の頃の学習や書籍で学んだけど苦手な部分も

スッキリと理解することができた。

 

指導現場で今回出せる場面は少ないかもしれないけれど

 

明らかに「健康」について深く学べたし

この資格の意味や目的を理解することができた。

 

フィットネス・健康業界は、これから伸びていく市場だと

ネットでも取り沙汰されているが

それが「なぜ」なのか?

根拠(エビデンス)が示されたことが非常に有益だった。

 

表面的な情報に流されてはならない。

 

今回のタイトル「学びて・・・」に続きがある。

 

思いて学ばざれば、則ち殆うし

「自分で考えるだけで人から学ぼうとしなければ、

考えが凝り固まってしまい危険です」という意。

 

年齢を重ねていくと自分の考えが深くなっているつもりになり

素直に、人から学ぶ姿勢を忘れてしまいがちになる。

 

たまには、たった1人で、ポーンと外へ飛び出てみると

 

自分はまだまだだな、と思うし

 

知ればまだまだイケるな、と思う。

About the author: MISAKA AYA

バレーボール競技専門の女性フィジカルトレーナーです。 現場での活動を通して、スポーツについて思うこと、選手と指導者、チームとの関わり方、目標とする大会へ向けての準備(コンディショニング)について書いています。バレーボーラーの日頃の活動の+αに繋がれば幸いです。