#95 eye Catch

#95 本当に、良いもの

先日、私のトレーナーの師匠である伊集院俊博先生が

現場で指導されると聞いたので、

学ばせてもらいにいきました。

 

 

 

 

 

 

 

大学時代、私はバレーボール部に所属していました。

右利きの私が、何故か左肩に痛みが出てしまい

何故だろう?という疑問をあっという間に解決してくれたのが

最初の出会いでした。

それから、機会があれば先生の技術を学びに

20年以上通わせていただいています。

 

トレーナーは、アスレティック、メディカル、フィジカル、メンタルなど

様々な専門性に分かれています。

私が保持している資格(NSCA-CPT)はフィジカルのカテゴリーですが

最近はNSCAも総合的にな視点で、役割を遂行できるように

枠を超えた情報が、ジャーナルの記事に掲載されるようになりました。

いろんな知識や技術を学び続ける、現場の状況を判断して

専門家と協力し、繋いで「良いもの」を選手・チームに提供するのが

トレーナーとしての本分です。

 

現場に行けば「トレーナー」は皆同じ認識ですから、

チームのニーズに沿った仕事が

「できる」か「できない」か

依頼する側と最終的には擦り合わせていく

サポート業であり、サービス業であり

同じ目標を目指す”スタッフ”として

受け入れてもらうには

それなりの”現場経験”が必要だと感じます。

 

今回は、現場のサポートに使う”ツール”を作る社長さんと

ZOOMを介して商品開発を考える現場に

立ち会わせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

サポーターは文字通り、選手のパフォーマンスや体の問題を

補助するツールで、

コルセットや、バンド、テーピングなどが販売されていますが

今回は肌に直接身につける”ソックス”から”手袋(手のサポーターとして)”

の素材、着脱のしやすさが

パフォーマンスにどのように影響を及ぼすのか

実際の動きの変化や、選手とのやりとりを画面越しに

見たい(見せたい)というユニークなものでした。

 

この場に立ち会えたことが何よりも有難いと感じたのは

それぞれのプロが、

時間を使い、お金を使い、

そしてアイデアや要望を出し合い

「良いもの」を作ろうとしている瞬間だったこと。

 

その”素晴らしさ”を直接触れて、「良いもの」を

選手に伝えようとする監督、そしてチームが存在すること。

 

選手がこんなにも生き生きとバレーボールを楽しむ姿が

見れたこと。

 

人との出会い、繋がりのすばらしさ。

「良いもの」に込める想いの強さに

巡り合えるかどうかで、未来が変わる。

 

私は出会った「良いもの」をきちんと、現場でお伝えしたい。

 

道具(ツール)をうまく使えば

こんなに選手の能力が引き出るきっかけとなることや

情報(サービス)が

選手の健康・コンディションを支えられることなど

 

「良いもの」を届けたいと熱意を傾ける方々の想いを、

自分の想いと共に届けたい。

 

 

 

About the author: MISAKA AYA

バレーボール競技専門の女性フィジカルトレーナーです。 現場での活動を通して、スポーツについて思うこと、選手と指導者、チームとの関わり方、目標とする大会へ向けての準備(コンディショニング)について書いています。バレーボーラーの日頃の活動の+αに繋がれば幸いです。