第46回目 シリーズ:高校生アスリートに伝えたい”身体づくり”
「スポーツと貧血」
最近、こんな変化はありませんか?
✔︎ 以前より疲れやすい
✔︎ 練習後の回復が遅い
✔︎ 走ると息切れがする
✔︎ 集中力が続かない
✔︎ 練習量は変わらないのにパフォーマンスが落ちている
もしかするとそれは気持ちや努力不足ではなく
体の中の状態が影響しているかもしれません
前回のブログ「高校生アスリートに伝えたい”身体づくり”の話」の
細部の部分として今回は「スポーツと貧血」をテーマとして取り上げてみたいと思います
「貧血=女子だけの問題」「疲れやすい体質」ではなく
パフォーマンス低下やケガのリスクに関わる
”コンディショニングの問題” として捉えてみましょう
<内容>
・スポーツ選手にとっての貧血とは?
・なぜスポーツ選手は貧血になりやすいのか?
・貧血による競技への影響
・家庭でできる貧血予防
・見逃したくないサイン
・まとめ
●スポーツ選手にとっての貧血とは? 貧血とは、血液の中の酸素を運ぶ力が低下した状態のことです。スポーツでは筋肉を動かすために多くの酸素を必要としますが、酸素を全身に運ぶ役割をするのが、血液中のヘモグロビンです。からだの中の鉄が不足するとヘモグロビンを十分に作れなくなり
・持久力低下
・疲労感
やがて、パフォーマンス低下につながります
●なぜスポーツ選手は貧血になりやすいのか?
理由①消費量が多い
運動量が多い選手は「身体の成長+トレーニング」によって鉄の需要が増えるからです
理由②発汗による鉄の損失
汗にも微量の鉄が含まれるため、大量に汗を競技、選手は不足しやすい傾向となります
理由③食事量と栄養バランス
「いっぱい食べているから大丈夫」ではなく
・エネルギー量
・タンパク質
・鉄
・ビタミン類
など体を作る材料が必要となるため、栄養バランスの良い食事が理想です
理由④女子アスリートの場合
月経による出血で鉄の損失があるため、特に注意が必要となります
ただし、男子選手でも貧血は起こるので注意が必要です
●貧血による競技への影響 例えばバレーボールなら「ジャンプ力を上げたい」「最後まで動ける体が欲しい」
と思ってトレーニングしていても、体への酸素を届ける能力が低ければ
・後半になるとジャンプが落ちる
・判断が遅れる
・集中力が低下する
・怪我からの回復が遅れる
などにつながる可能性があります
技術練習やトレーニングの効果を出すためにも身体の土台づくりが必要です
●家庭でできる貧血予防
<食事で意識するポイント>
①鉄を含む食品を取り入れる
例)
・赤身肉
・レバー
・魚
・貝類
・大豆製品
・卵
②鉄の吸収を助ける食品を取り入れる
例)
・果物
・野菜
③エネルギー不足に注意する
「太りたくない」「体重を落としたい」
という理由で食事量が減ると、必要な栄養素も不足しやすくなります
●見逃したくないサイン
✔︎ 最近疲れやすい
✔︎ 練習について行けない
✔︎ 顔色が悪い
✔︎ 朝起きられない
✔︎ 食欲が落ちている
✔︎ パフォーマンスが落ちている
✔︎ 月経周期に変化がある
気になる場合は自己判断せず、医療機関で相談することも大切です
●まとめ スポーツで成長するためには、ただ練習量を増やすだけではなく、自分の体がどんな状態なのかを知ることが大切です。貧血対策は「強くなるための準備(=コンディショニング)」の1つです
技術、体力、メンタルを支える土台として、まずは日々の食事や身体の変化に目を向けていきましょう
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