7月11日(土)に鹿児島市の勤労者交流センターにて
NEXSUS SPORTS CARE「はじめてのテーピング講習会」
を開催しました。

●はじめに:開催のきっかけ
「テーピングを巻き方を知りたい」
そう思う機会は、実はそれほど多くないかもしれません。
ですが、子どもがスポーツしていて「痛い」と伝えられると
親として「何か、できないだろうか?」
そういうタイミングで「テーピング」のことをふと、思い浮かべることはないでしょうか?
実際に「痛み」を訴える期間が思うより続くと・・・
・このまま練習を続けて大丈夫なの?
・休ませた方がいいの?
・病院へ行くべき?
そんな判断に迷う場面は、思っている以上に多くあります。
特に小学生から中学生の成長期は
体が大きく変化する大切な時期です。
だからこそ、私が今回テーピングセミナーで一番伝えたかったこと・・
実は「テーピングが巻けるようになること」ではありませんでした。
●知識は、行動の選択肢を与えてくれる
テープを巻く対象者が「子ども」であるということで
少し成長期の子どもの体についてもお話しをさせていただきました。
成長期の子どもたちは、頑張れるからこそ”無理”をしてしまいます。
しかし、この時期は「無理して頑張ること」よりも「身体を育てること」を優先すべき場面があります。
・痛みがあるなら、休む。
・受診が必要なら、早めに相談する。
・競技を続けながら、経過を見て良いケースもある。
こうした判断は、子どもにはまだ難しいです。
子どもが「大丈夫」「休みたくない」と言えば、
その言葉を信じて良いのでしょうか?
「迷い」を覚えた経験はないでしょうか?
大人がそこを判断するにも、少し「知識」がないと難しいものです。
テーピングも1つの選択肢ですが、
痛みを隠してプレーをするためのものではなく
必要に応じて身体をサポートする方法の一つ。
だからこそ
「巻くのか」「巻かない(休ませる)方がいいのか」を
正しく”伝える”ことが私は大切だと思うし
このように「学ぼう」と集まってくださった皆さんであれば
きっと、同じように悩んだことがあるのではないかと考えました。


●テーピングを、実際に巻いてみる、巻かれてみる
実際に「やってみる」と想像以上に難しい、様子でした。
動画で見ると、簡単そうに見えるテーピング。
でも実際に、テープが手で切れなかったり
テープを人に貼る、巻いてみる。ポイントがある・・・
思う以上に難しいものです。

また「巻かれる側」になって初めてわかる”感覚”もあります。
・テープの引っ張り方が弱いと固定感がない
・少し角度が違うだけで、支え方が変わる
そんな小さな感覚の気づきは、実際に触れられてみなければ得られません。
学んだ技術を提供する相手は、自分ではなく「子ども(我が子)」です。
だからこそ、テープにまず”触れる機会”を作ることには
大きな意味がありました。
上手く巻ける事よりも「こういうものなんだ」と体験することが次の行動につながります。

●「相談できる」という安心感を与えたい
セミナーが終わった後、参加された皆さんから感じたのは
・みんな悩むことは同じなんだ
・もし何かあれば相談してもいいんだ
そんな”安心感”だったように思います
知識が増えることで、できることが増えるけど「判断が難しいこと」も同時に理解する。
少し判断に迷った時に「相談」できる人がいることを知る。
これは子どもを支える保護者や指導者にとって、
参加して得られた、とても大きな「価値」だと思います。
今回のセミナーを通して、テーピングだけでなく
子供のスポーツの関わり方を改めて考えるきっかけになっていただけたら嬉しく思います。
知識は正解を増やすものではありません。
迷ったときに、より良い選択ができるようになるためのものです。
選手に立場の人たちも、その選択肢を少しでも増やせるよう
これからも現場で伝え続けていきます。
