教育レポート#5:おおすみくんちバレーボールキャンプにて

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 おおすみくんち主催の「サマーキャンプ」が先日、鹿屋体育大学でありました。プロブラムの中で参加者(中学生)へ向けて「コンディショニング」について話をさせていただきました。

 今年度から始めた20分程度の活動です。今回も保護者や指導者の方にもご参加いただきクイズ形式で行いました。その様子を記録します。

 内容

  • コンディショニングとは
  • 「食」についてのQ&Aクイズ(アスレシピより)
  • 活動を通しての気づき

●コンディショニングとは 「試合で最高のパフォーマンスを出すために、日頃から取り組むすべてのこと」という表現で伝えています。一般的にはコンディション(体調・調子)を整えるということですが、スポーツ選手が行うコンディショニングは今のところ、このように伝えています。 コンディショニングのルールは3つ。練習(運動)・食事(栄養)・睡眠(休養)というごくごく当たり前の行動が、バレーボールがうまくなるために大事なことなんだということを、基本的なことを伝えました。

●「食」についてのQ&Aクイズ(アスレシピより) この活動を通して、伝えたかったことは「スポーツ選手として、食も自分で選べるように少しづつ学んでいこうね」ということでした。そこで以前、高校生に向けて作っていた資料(アスレシピのQ&Aクイズ)を利用して選択肢を選ぶ、というスタイルで行いました。

 内容は①運動後②試合前③試合直前に「それぞれ食べるならどっち?」という単純なものです。しかしながらこのクイズ、意外と微妙な選択肢を並べてくるので・・・参加した学生も保護者も、真ん中で立ちすくむ場面が何度もみられました。

 どちらが間違い、というわけではないのですが、普段当たり前のように保護者に与えられているものを食べる、ところから自分でも”選ぶ力”を身につけて欲しい。そのために少しづつ学び、考えてみよう、と呼びかけました。

●活動を通しての気づき 顧問の先生は「食については資料を作成して配布している」と仰っていました。ならばそういう先生の思いを後押しするような時間であれば幸いだと思います。

 学生が意外と”迷う”姿を見た時に、基本となる知識は大事だと思いました。どちらも馴染みのあるおにぎり、「どちら?」と”具材”を提示された時、知識がなければ意図を持って選ぶことができません。また知識があれば食を選ぶ幅が増えるでしょうね。

 「食は大事」そんな当たり前の行動には、実際にどんな意図があり、なぜ「大事」なんだろうか、という「なぜ?」という疑問を持って欲しいと思います。なぜなら普段からそういう考え方ができるかどうかは、その先の成果に影響する(取り組み方)事を、現場で実感しているからです。また「なぜ?」と聞ける環境づくりも大事ですね!

 また来月のサマーキャンプでもお話しさせていただこうと思います。

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この記事を書いた人

現場での活動を通して、スポーツについて思うこと、選手と指導者、チームとの関わり方、目標とする大会へ向けての準備(コンディショニング)について書いています。バレーボーラーの日頃の活動の+αに繋がれば幸いです。

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