教育レポート#9:バレーボールクラブチームへの研修

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【開催報告】4月4日、サンエール鹿児島の研修室で

「からだが変わる!バレーボール選手の体づくりとケガの予防」というテーマで研修会を行いました!

参加者はNEXSUS鹿児島(小学生高学年から中学生の男子)とその保護です。

開催のきっかけは、クラブチームの指導者から

「体がうまく動かない選手がいる

「ケガの悩みを解決したい」

というご依頼をいただいたことでした。

今回のセミナーのゴールは

①「体づくり=身をこなす」

自分の体をイメージ通りに動かすこと

・なぜ「動き」を鍛える必要があるのか

・どんな「動きのクセ」があるのか

知らなかったことを「学ぶ」そして「体験」する場としました。

私も日々、高校生や大学生を指導する中で

技術練習と並行して土台となる「自分の体」にも

目を向けることの重要性は感じているので

この年代の子供達の「からだ」や「動き」を観察しながら私自身も気づきのある時間となりました。

【内容】

●バレーボールの体力とケガ

●自分のからだを「知る」

●股関節・足関節・肩甲骨のエクササイズ

●バレーボールの動きへ繋げる

●遊びの中にある”探索”と”チャレンジ”

●バレーボールの体力とケガ 

バレーボールは

1つのプレーが5〜10秒

1ラリー10〜20秒 が繰り返され

ジャンプ・切り返し動作(敏捷性)「パワー」が要求される競技です。

「パワー」とは短い時間で大きな力を生み出すものなので練習で繰り返し同じ部位に負担がかかることで

「気づいたら痛くなっていた」という慢性的なケガが多いのも特徴です。

・中腰やかがんだ姿勢による腰痛

・繰り返されるジャンプの着地による膝や腰のケガ

・ボールヒットの繰り返しによる肩のケガ

「からだを変える」といえど何をどう変えるのかは、

結局のところ人それぞれです。

そのために、まず自分のからだを「知る」ところから始めました

●自分のからだを「知る」 「普段の姿勢」のチェックです。体づくりによって何の変化をまず観察するか?といえば「普段の姿勢」と言っても過言ではありません。

体の骨格(アライメント)チェックをスマホで撮影し

「良い姿勢」のランドマーク(目印)にラインを入れて観察しました。子供達も保護者の姿勢を撮影、観察してました。

動作のチェックも行いました。スクワット動作をよく観察すると、腰を落とすほど、足関節が曲がる(背屈)方向が違ったりします。

小指側が外に大きく見え、アーチが落ちていることが分かります

まだまだ「へーそうなんだ」という感じですが・・

こういう気づきが成長のスタートラインです。

●股関節・足関節・肩甲骨のエクササイズ

この年代は体がまだまだとても柔らかい(柔軟性が高い)ので

ストレッチングで筋を伸ばす、緩めるというものよりも

関節を正しい方向で「動かす」ようなダイナミックストレッチングを行いました。

特に肩甲骨を動かすエクササイズは、

背中の筋肉も動かすので「猫背」の改善にもつながります

●バレーボールの動きへ繋げる 

レシーブやジャンプの動作の基本動作となる

スクワットや着地動作の習得として腕の振込み動作、

スクワットからカーフレイズの一連のジャンプの動きを動きをみせる→やってみるを繰り返しました

細かい動作修正の言葉掛けよりも

私は「見よう見まね」「人の動きを見て、盗む」が大事だと思っています。

案の定、この年代の子どもたちは「見て盗む」方が早い印象でした。

質問で「どうやったらジャンプ力が上がるのか?」というものがあり

実際にジャンプをしてもらったところ

腕を振り下ろす動作を、もう少し強くやって見てごらん」と

実際に見せて、行わせると、ほんの少しですが

その子は”跳べた”と感じたようで、納得した様子でした。

「この年代でもちゃんと伝わるんだな・・」というちょっとした発見と驚きでした。

●遊びの中にある”探索”と”チャレンジ”

「動きづくり」のポイントを2つ「自分に集中する」こと、または「状況に集中する」ことを挙げました。

前者は、今セミナーのメインですが、実際の練習は「状況に集中する」ボールコントロールの訓練

つまり「体づくり」はこの2つが同時進行で行われていて、どちらも大事な練習であることを伝えました。

今回はテニスボールを使っていろんな動きをやって見ました!初めての動き、最初はできないですよね。

ここで大事なことは「探索する時間」

自分の体をどう動かせば上手くできるのか「手探り」の時間が必要なことです。

つまり「失敗は成功のもと」!失敗することは悪いことじゃなく、チャレンジすることが大事。

「動きづくり」は何度も繰り返しながら感覚を掴む時間が、脳(指令を出す場所)を育てます。

このように脳に「目的(イメージ)」を持たせること(多くの情報は処理できないので「声掛け」は注意が必要です)。

まだまだスポーツとしてのバレーボールを始めた子どもたち。

このような知識も、もっとたくさんボールを触って「上手くなりたい」と思う過程で育ってくると思います!

成長は急にやってくるものなので、温かく、長い目で

子ども達がバレーボールを楽しむ姿を見守る環境づくりが大事だということを伝えていきたいです。

NEXSUS鹿児島の皆さん

お忙しい中たくさんのご参加、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

現場での活動を通して、スポーツについて思うこと、選手と指導者、チームとの関わり方、目標とする大会へ向けての準備(コンディショニング)について書いています。バレーボーラーの日頃の活動の+αに繋がれば幸いです。

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