学ぼう!使おう!コンディショニング vol.42

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第42回目「スポーツ現場で高校生でもできる初期対応」

ーいざ!という時「慌てない」ための基本ー

前回のブログ「スポーツ部活動の救急バッグの中身」でも触れたように

「ケガした!→冷やす」という流れは定着しているように感じます。

今回のテーマは・・・

✔ 高校生でも

✔ 医療行為にならない

✔ スポーツ現場で“できること”

ケガの場面に立ち会ったときの「初期対応」についてです!

その1  「その時、どう動く?」をまず、考えてみよう

 スポーツはケガがつきものです。部活動中のケガは突然起こります。その時に指導者がすぐそばにいない場面も多いことも想定しておきましょう!

高校生でも

🆗 やっていいこと

🆖 やってはいけないこと

がある。そこを知っているだけで対応は変わってきます!

●その2  高校生が現場でできる初期対応の考え方

 ケガの初期対応として最低限、以下3つの目的は押さえましょう!

 1. これ以上悪化させない

 2. 安全を確保する

 3. 大人(監督・学校なら保健室)につなぐ

 逆に、ケガをした人が起こすであろう行動も想像できると思います。

 「仲間に心配かけたくない」そんな気持ちが起こります。

 そんな時には、次の言葉を思い出してください!

 • 痛みを我慢させない・無理をさせない

 • 「治そうとしない」

 • 迷ったら何もしない勇気も大切

その3  まず最初にやること【共通ステップ】

 どんなケガ・突然の体調不良(熱中症など)でも共通の対応です

 1. プレーを止める

 2. 安全な場所へ移動

 3. 状況を確認する( どこが痛い?/ 動ける? / 出血はある?)

 4. 指導者・大人に伝える

▶ 「一人で抱え込まない」ことが大事です⚠️すぐに助けを求めましょう

●その4 【状況別】高校生でもできる救急処置

① 出血(鼻血など)・擦り傷・切り傷(軽度)

 🆗できること

  手袋をつける → きれいなガーゼで押さえる → 出血が止まるまで圧迫

  ※可能であれば流水で砂や小石を流すと良い

 🆖やらないこと

  勝手に薬(消毒液も×)を塗る 

② 捻挫・突き指

 🆗できること

  すぐにプレー中止 → 氷のうや保冷剤で冷やす →  痛みのある部分を動かさない

 知っておこう!〜RICE処置の方法〜

 R・・Rest(安静)/ I・・Ice(冷却) / C・・Compression(圧迫) / E・・Elevation(挙上) 

※道具がなければ、これらのいずれかの実施でOK!

 最近の傾向ではRICE処置よりもPOLICEへ初期対応の考え方が変わってきています

 P・・Protection(保護) / O L・・Optimal Loading(適切な負荷をかける) /I・・Ice(疼痛緩和) /C・・Compression(圧迫) /E・・Elevation(挙上)

 ”氷バケツで冷やす”という考え方よりも、弾力包帯を救急バックに常備しておく方が適切かと思われます

 関節を適切なポジションで固定することで、損傷した靭帯へのストレスを回避できます

 突き指は、紙コップに指を浸す方法がベスト。氷を1つ入れて5分程度で十分冷却可能です

 その後はテーピングでぐるっと関節を固定・安静が簡単です。痛みが続くようならば医療機関の受診をしましょう。

③ 肉離れが疑われるとき

 🆗できること

   動かさない →  楽な姿勢で休ませる → 冷やす

 🆖やらないこと

  ストレッチ → マッサージ

 ケガの多い部位は太ももの後ろ(ハムストリングス)やふくらはぎです

 選手が楽な体制をとった状態で保護するのが適切です

④ 頭を打った・様子がおかしいとき

 🆗できること

  プレーを中止する →  動かさない⚠️(1人にしない)

  ※ 即、大人・医療へつなぐ

  「頭部を打った」場合は生命に関わる神経など介在する頚部損傷も疑わなければなりません!

  安易にその場から動かそうとせず、自分で動けた場合も最低でも15分間は状態を観察しましょう

 絶対に覚えておいてほしい「やってはいけないこと」

  • 無理に動かす

  • 「気合」「我慢」で続けさせる

  • 自分の判断だけで復帰させる

  • 薬を飲ませる・塗る

 救急箱(バッグ)とのつながり

 救急箱の中身はこの初期対応をするための道具です。

 つまり、対応の仕方を理解することによって初めて道具の必要性がわかります

 ※「見る → 触る → 使う」経験の大切さ

 トレーナーとして高校生に伝えたいこと(まとめ)

 ●  救急処置は「特別な技術」ではない

 ●  知っているだけでパニックを避けられる

 ●  仲間を守れる技術となる

 ●  自分の体も、仲間の体も大切にする力が身に付く

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この記事を書いた人

現場での活動を通して、スポーツについて思うこと、選手と指導者、チームとの関わり方、目標とする大会へ向けての準備(コンディショニング)について書いています。バレーボーラーの日頃の活動の+αに繋がれば幸いです。

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