第36回目「コンディションを崩す要因」
夏休みなどの長期休暇の期間では、合宿や大会など予定されていることと思います!
練習をしっかりと積んで競技スキルを向上させ、秋からの大きな大会に向けて力を備えたいところですが
その上でやはり重要なのが「コンディション(体調)」です
今回は「コンディションを崩す要因」について学び、自分自身を振り返ってみましょう!
●コンディションを崩す要因
①過剰なトレーニング
適切な休息を取らずにトレーニングを過度に行うと、疲労が蓄積し、パフォーマンスが低下します
②ストレス
精神的なストレスは身体に悪影響を及ぼし、ホルモンバランスや免疫力を乱すことで、怪我や病気のリスクを高めます
③栄養不足
必要な栄養素が欠けると、エネルギー不足や筋肉の回復不良を引き起こし、パフォーマンスに影響を受けます
④睡眠不足
睡眠が不足すると、身体の回復能力が低下し、集中力や判断力が影響を受け、トレーニングや競技に支障をきたします
⑤怪我
怪我は直接的にパフォーマンスを低下させ、練習や試合に出られなくなるため、重要な試合を逃す原因となります
⑥環境要因
気温、湿度、標高などの環境条件が選手の身体に影響を与えることがあり、特に極端な環境はパフォーマンスを損なう場合があります
⑦プレッシャー
大きな大会や重要な試合でのプレッシャーが心の健康に影響を与え、自己評価や自信に影響を及ぼすことがあります
●オーバートレーニング症候群を未然に防ぐ
以下の兆候(疲労状態、精神状態)が見えた時には注意が必要です
・急なパフォーマンス低下
・疲れやすい、倦怠感がある
・食欲低下、体重減少
・やる気がなくなる、自分を責める
●コンディションを崩さないために
「最大のトレーニングのための最大の回復」の二本柱は「食事(栄養)」と「睡眠」です!
どんなに忙しく、疲れていても、これらを疎かにすることなく、心と体のリカバリーを意識的に行い
次にできるだけ疲労を持ち越さないことが何よりも重要です

参考文献:第33回日本臨床スポーツ医学会学術集会,教育研修講演5,オーバートレーニング症候群:理解と対応,山本宏明,vol.31,No.33,2023.
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