試合帯同レポート# 9 :スケジューリングの大切さ

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 6月26日〜29日に広島県で行われた西日本インカレに帯同しました。予選グループ戦以降はトーナメント形式で3日目から1日に5セットマッチを2試合のハードな大会です。今回特に印象的だった、大会期間の「スケジューリング」について記録したいと思います

<内容>

  • 試合スケジュールと補食計画
  • 「準備・計画」の大切さ

試合スケジュールと補食計画 大会前から大会期間のスケジュールを細かく立てている様子を見ていました。日程は主務がいつも立てるのですが、ホテルの食事の内容の確認、お弁当の内容も予め確認してありました。3日目の試合スケジュールは

ー12:00 2試合目

ー15:00 3試合目

 フルセットで2試合戦えば、計10セット。いつも通りの補食の感覚では到底「足りない(エネルギー不足)」が想定されたので食事の計画を提案しました。

 私は特にスポーツ栄養学に精通しておらず、一般的な知識しか持ち合わせていません。そこで大塚製薬さんのホームページに載っていた「試合前・当日の食べ方」に沿って、計画しました。

日程は以下の通り

7:00 朝食

9:00 開館

12:00 2試合目

15:00 3試合目

そこにこのような計画を入れました

7:00 朝食

8:30 移動(試合3時間前)固形物の補食を摂る(おにぎり2個、カステラ、団子など)+水分補給

11:00 (試合1時間前)エネルギーゼリー、バナナ、スポーツドリンクなど補食を摂る

12:00 試合中、エネルギーゼリーとスポーツドリンクで糖質を補給

試合終了後、エネルギーゼリー、100%ジュース+水分補給(連続の試合間45分)

15:00 試合

16:30 試合終了後、100%ジュース、糖質補給

18:30 夕食(炭水化物を多めにとる、水分補給を積極的に)

 実際に補食の計画を立てても、これだけでは終わりません。補食をどこで摂るのか、会場についてから、試合に入るまでのイメージ、ウォームアップの時間と内容など事細かに「動線」を考えて、選手と選手をサポートする人との連携まで考えておく必要があります。

 7:00に朝食を食べて、2時間後の9時にはまた食事を摂るわけですが、お腹が空いているか、空いていないかに関わらず選手は食べていました。どこかで「食トレだね・・・」と呟く声も聞こえてきましたが、選手たちは16:30までもう食事は消化の良いものしか摂れませんから、大事な試合の後半でのエネルギー不足だけは避けなければなりません。

●「準備・計画」の大切さ ホテルに帰ると夕食やミーティングなどで、選手は”時間”に追われます。私も選手の体のケアや対応をしながら、次の日のスケジュールを確認すると、、会場では確実に時間がない。今まで会場について選手の体づくりのサポートをしていたことをホテルで済ませることを考えたら、1番目は朝5:30から、約20分刻みでこなす計画でした。補食も、前日の経験を活かして準備しました。

 おかげで何の心配もなく、やるべきことは全て順調にこなし、最後まで力を出すことができたと思っています。

●まとめ スケジューリングに関しても、食事に関しても、これらは全て普段から選手たちは先生方より教育を受けているからこそ実現可能なこと。このような大会は抽選後に日程が決まるので、そこも想定して2パターンの行動計画も立案されていました。見通しを立てておくことは大事なことです。

 また勝ち上がるほどタフな試合が続くことは当然わかっていた事なので、それなりの身体の準備はしましたが、課題山積です。今は学生トレーナーとミーティングを重ねて振り返りと今後のプランニングを行っているところです

 本当はまだまだ良い方法があるのかもしれません。捕食に関してはまた栄養の専門家に相談をして今後の参考にしていきたいと思います。

 *参考:大塚製薬「試合前・当日の食べ方」

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この記事を書いた人

現場での活動を通して、スポーツについて思うこと、選手と指導者、チームとの関わり方、目標とする大会へ向けての準備(コンディショニング)について書いています。バレーボーラーの日頃の活動の+αに繋がれば幸いです。

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